lovelabyrinth.21


翌日、本部の広場で結婚式は行われた。

式の後は、恋人同士や夫婦で踊るダンスがある。

蒼は久し振りに着た騎士団の制服に窮屈さを覚えながら、楽しそうに踊る人々を眺めていた。

新しい夫婦を祝福した後は特にする事も無いのだが、幾ら誘いを受けても何故か踊る気にはなれない。

広場に響く音楽も、もう人々の耳には届いていないのだろう。

ただ一つだけの眼差しを求め合い、変わらぬ想いを確かめる。

時に言葉よりも熱く語る視線で、愛を伝える。

その様子を離れた場所で冷めた瞳で見ているのは、自分に相応しい気がした。

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