lovelabyrinth.22


「あれー?蒼、一人?」

「珍しい事もあるものだな」

聞き慣れた声に振り向くと、やはり騎士団の制服に身を包んだ信武と阿紋だった。

「こんな所で何をしてるんだい?」

「……別に何も」

「何かあったのか。蒼なら誘いには事欠かないだろうに」

心配そうな視線を受けて、蒼は息を吐いて髪をかき上げる。

「何でもないさ。お前らこそ踊らなくていいのか?」

「僕達は、ちょっと用があってね。あ、そういえば華憐は?」

「式の間は俺の隣にいたんだが、ダンスが始まる頃になったらいつの間にかいなくなってたんだ。てっきりお前等と一緒にいるんだと思ってたんだが」

蒼の言葉に、阿紋が考えるように目を細めた。

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