lovelabyrinth.24


「有り難う。俺はやっぱり華憐を捜して来るよ」

「そうしてやれ」

「行ってらっしゃい」

二人に見送られ、蒼は広場に背を向けて歩き出した。

しばらく捜し回って、華憐が広場の明かりの届く路地に一人で座り込んでいるのを見付けた。

近付いてさり気なく声を掛ける。

「華憐。何してるんだ、こんな所で」

華憐は顔を上げ、小さな声で言った。

「蒼こそ、どうしたの?」

「何処かの困ったお姫様がいなくなるから捜してたんだよ。何も言わずにいなくなるな」

「あ、そうか。ごめんね」

「……別に良いけどな。一人になりたいんだったら俺は消えるぞ」

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Reservoir Amulet