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「あれは、蒼の……」

戦いを見守っている信武が呟いた。

「ほら、お返しだ!」

蒼は電撃を溜めた右手を握って武器を叩き落とす。

そして剣を使って、相手を弾き飛ばして行く。

やがて蒼が動きを止めた時には、敵のチームは全員倒れていた。

華憐が安堵の表情を浮かべた時、ゲームの結果を知らせるアナウンスが響いた。

「あれは蒼の、魔力だね」

自分達の勝利を告げる声の中、信武が言う。

「ああ。雷の電撃による攻撃は蒼の得意とするところだからな。だから相手の発する電気を逆に取り込んで無効化した」

「ま、見る人が見なきゃ分からないだろうし、魔力で攻撃した訳じゃないから、あっちと違って反則じゃないと思うけど」

「そもそも先に違反をしたのは向こうだ。あんな仕掛けをして勝とうとするなど、汚いにも程がある」

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