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「で?何だ、話って」

「華憐の事だ。お前が以前言っていただろう。俺達が参加しているゲームの主催者の名は、紫陽だと」

「ああ。他の参加者が話してるのを聞いただけだけどな」

信武が神妙な顔で口を開いた。

「華憐にはね、お城に住んでた頃に世話係がいたんだって。この前本部に帰った時にたまたま聞いたんだけど、その世話係の名前も紫陽なんだよ」

蒼が飲もうとしていたグラスの酒が、僅かにさざ波を立てる。

「……間違い無いのか」

「城内の警備をしていた騎士の話だ。ただの偶然かもしれないが、無視は出来ない」

「だから僕達、最近ちょっと調べてたんだよ」

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