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華憐はテーブルを挟んで、紫陽と向かい合って座った。

「それでお話というのは?」

運ばれて来たお茶を一口飲んでから、華憐の方から尋ねる。

「少々疑問に思ったもので。何故貴女のような方が自らゲームに出ているのかと。優勝賞金が欲しいからではないでしょう?」

「このゲームのルールはあって無いようなもの。それは貴方もご存知の筈です」

華憐の含みを込めた言葉を、紫陽は笑顔のままで受け止める。

「その方が盛り上がりますからね。貴女も承知の上でゲームに出たのでしょう?」

「ええ。だからこそ勝ち進んで行けば行く程に、使わざるを得なくなるのではないかと」

「魔力を、ですか?」

「……はい」

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