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「え?大丈夫だよ。幾ら何でも、部屋に戻る位出来るよ」

「いいから」

白く華奢な手を握ったまま歩き出す。

もうすぐ嫌でも別れる時が来る。

それならその時が来るまで、少しでも支えになりたい。

自分の忠誠を捧げても良いなんて思えるのは、きっと生涯を通して一人だけだろうから。

華憐を部屋まで送り、中へと導く。

その間戸惑ったように何も話さなかった華憐は、やがて低い声で呟いた。

「私はいつも、貴方を傷付けてばかりだね。……でも、必ず」

華憐はそこまで言うと口をつぐみ、笑顔を浮かべた。

「有り難う。お休みなさい、蒼」

「……ああ。お休み」

何故か言葉の意味を聞き返せず、蒼はそのまま部屋を出た。





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Reservoir Amulet