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リビングに戻ると、酒を飲んでいた信武と阿紋が蒼の方を見た。

蒼は黙ったままソファに座り、グラスに酒を注ぐ。

「最近は飲みに行かないのだな」

微かに笑って阿紋が言った。

「最終戦も近いし、さすがにそんな場合じゃないだろ」

「どの口でそういう事言うんだよ」

信武はからかうような口調で続ける。

「武術大会の前日だって特別に王家の城の護衛に加わった前日だって、平気で遊び歩いてたじゃないか」

「うるせぇな。……ん?」

ふと手を止めて信武の顔を見る。

「城の護衛に加わった?そんな事あったか?」

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