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手が届きそうで届かない。

彼女によく似た儚い夢。

もしくは、それ自身か。

このまま霧の向こうへと手を伸ばし続けたなら、いつか見えるだろうか。

届かなくても、見詰める事位は許されるだろうか。

まだ遠く霞む淡い夢。

どんなに胸が痛もうと、思い出さなければならない。

それが今の自分の始まりならば。

閉ざされた扉の向こうへ、この手を伸ばして。

暖かくて悲しい想い出から目を逸らさずに。

常に前を見据える彼女の強さが、過去の絆から来るならば。

その強さを、自分にも。

全てを受け止めて、彼女の側に在る為に。

もう時間は、あまり残っていないだろうけれど。





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Reservoir Amulet