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どうしてだろう。

自分の中に、こんなに熱い感情があるなんて知らなかった。

国の為に在る時は、むしろ心が冴えて全てが透明になるかのように冷静に考えられるのに。

『どうあっても、この国を、民を捨てる事は出来ません』

あの時も、自分はとても冷静だった。

心を凍らせ感情を捨て、国の為に正しいと思える判断が出来た。

それなのに、何故だろう。

この人といると、それが分からなくなる。

自分の知らない熱情が溢れて来て、どうしようもなくなる。

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