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蒼が死ぬ覚悟で、この戦いに挑もうとしている事が。

蒼はわざといい加減に見せかけているけれど、本当はとても頼りになって優しい人だから。

「どうしても今言いたいの。私は貴方に、言葉しか返せないから」

華憐は少しの間躊躇ってから尋ねた。

「どうして、私なんかをいつも助けてくれるの?私は身一つで、何も持っていない。貴方に返せる物なんて無いのに」

「馬鹿だな。あんた、そんな事を気にしていたのか」

「普通は気にするよ!最初から、ずっと思ってた。ただ、言わなかっただけだよ」

蒼は眩しいものでも見るように、華憐に目を向ける。

「そんなものが要らない時だってあるだろう?あんた一人じゃ危なっかしいしな。国や民を背負って一人で戦うなんて、あんたが幾ら強くても挫けておかしくない」

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