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「蒼の魔力、強くなってるね」

華憐の傍らでゲームの行方を見守っている信武が呟く。

「ああ。普段から抑えているとは思っていたが、あれでもまだ全力ではないのだろうな」

「うん。もしも蒼の中に眠る魔力が全て目醒めたら、どうなるんだろう」

その言葉に、阿紋は腕組みをして前を睨んだ。

「何だかあの紫陽という男の戦い方、蒼の力を引き出そうとしているような印象を受けるな」

「そうだね。嫌な感じだよ」

嫌な予感がする。

戦いが終わった後、元のように四人全員が揃っていられるだろうか。

まるでこれが、別れの儀式のような気がする。





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