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紫陽の戦い方は銃を使ったもので、中々剣は届かない為に自然と魔力を解放する戦いとなっていた。

何でもありというのがルールの最終戦では、相手が銃を持ち込もうと文句は言えない。

ただ、紫陽の動きを見ていて気が付いた事もある。

彼と華憐の身のこなしはよく似ている。

おそらく華憐は、かつてこの男に護身術を習ったのだろう。

考えて良い時ではないのに、そんな事実だけはすぐに分かって。

まだ胸は痛む。

紫陽は激しい戦いの中でも、微笑を崩さない。

放たれる魔力も全て予想していたかのように交わし、すぐに攻撃に転じて来る。

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Reservoir Amulet