13
ずっと一人で、何もかもを捨てる覚悟で戦い続けたこの少女は。
本当は孤独で寂しくて、いつも見えない深くで泣いていて。
それでも寂しい時こそ笑うところが、自分と何処か似ていて。
幼いあの日に出会った時から変わらなくて。
だから呼び合うように引き合うように、お互いが必要で求め合っていたのかもしれなかった。
弱い部分を補うように満たすように、涙を拭い合う為に。
迷って傷付いて足掻いて見付け出した本当は。
気が付けばふと側にあるような優しさで、いつも隣にいてくれたのか。
「……有り難う。華憐が好きだと言ってくれるなら、俺は俺でいる事を少しは許せる気がする」
恋する理由も生きる意味さえも無かったのに。
諦めて、全てを冷めた目で見ていたのに。
こんな奇跡が、自分に起こるなんて思わなかった。
誰かと出会って同じ時を過ごして、変わって行くものも変わらないものも。
価値ある永遠になるから。
「俺の想いも命も、全てを貴女に」
「え……?」
顔を上げた華憐の足元に跪き、その手を取って口付ける。
「俺の、ただ一人の女王陛下」
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Reservoir Amulet