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煌めく水滴が、月の光を散らす。
「また噴水に見とれてるのか?」
声を掛けられて振り向くと、蒼が立っていた。
明るい色の瞳が光って、水の飛沫にも負けない位綺麗だと思う。
「悪い、待たせたな。今日は何だか人が多かったから、魔力で人払いしてたら遅くなった」
「ううん、そんなに待ってないよ」
首を振り、改めて蒼を見上げる。
「蒼はいつも、振り向くとそこに立ってるんだね。私が自分でも気付かないで助けを求めてる時、いつもそこにいてくれるの」
「そうか?……俺としては華憐が振り向いてくれた事が奇跡だと思うんだが」
「え?よく聞こえなかったよ。何て言ったの?」
聞き返すと、何故か目を逸らされた。
「何でもないさ。ほら、行くんだろう?」
差し出された手に、そっと自分の手を重ねる。
懐かしいその温もりに、いつか口にした事を再び口にする。
「私と出会って、側にいてくれて本当に有り難う。貴方がいなければ、今私は此処にはいない。私は今頃生きていなかった。沢山、迷惑を掛けてしまってばかりだったけど」
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Reservoir Amulet