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「お、お前らは紫陽の配下か?」

「馬鹿を言うなよ。王家直属の騎士団の者が、誰に忠誠を誓っているのかも知らないのか?俺が仕えるのは生涯ただ一人。王女、華憐だけだ」

「……悪かった。分かったから、手を放してくれ」

苦しそうな声で言った男に、蒼は手を緩めずに促す。

「待てよ。まだ話を聞かせてもらっていないぜ」

「紫陽が上に立つ前に、俺達の頭だった奴がいるんだ。そいつは紫陽に従うと見せ掛けて、その地位を譲った。だが最近になって、また動き出したんだ」

「貴方達を纏めて、また上に立とうとしているんだね?」

先程突き飛ばされた女性が負った傷の手当てをしていた華憐が尋ねた。

「そうだ。紫陽がゲームを主催していた時に声が掛かった」

「成程な。で、そいつは何処にいるんだ?」

「詳しくは知らない。この辺りには、人づてに指示があるだけなんだ」

男は必死でそう答えたが、新たな頭がいるという大体の場所は聞き出した。

蒼は話を聞いてから男を解放すると、手当てを終えて立ち上がった華憐の側にやって来た。

「それで、どうする?華憐」

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