07
「うん、そうだね」
頷いて、街で買っておいた物で簡単な食事を済ませる。
片付けをしながら、華憐が空を見上げる。
「今頃、皆も国中の反逆者達を鎮めてくれてるんだよね」
「そうだな。本当は華憐が直接全部行けたら良かったのかもしれないが、華憐の体は一つだからな。行けない所はあいつらに任せておけば大丈夫さ」
「うん。私は一人じゃないから。だから皆を信じて頑張るよ」
「……ああ」
微笑み合って視線を交わして、蒼はすっと立ち上がった。
「どうしたの?」
「寝る支度をするんだよ。華憐も夜更かしせずに早く寝ろよ」
「どの口でそういう事を言うかなあ」
「細かい事を気にするなよ。じゃあ、お休み」
優しい声でそう言って、蒼が離れて行った。
華憐は一人になると息をつき、近くの柔らかな草の上に毛布を広げて横になった。
体に伝わって来る地面の冷たさや固さにも、もうすっかり慣れた。
風が木々を揺らす音を聞きながら、いつしか引き込まれるように眠りに落ちた。
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Reservoir Amulet