03
紫陽は立ち上がると、笑って華憐を見る。
「やっぱり華憐は蒼さんの話が出た時が、一番幸せそうな顔をしますね」
「え?そうかな」
「はい、とても可愛いですよ。蒼さんには勿体無いですね」
そこへ、素早く紅零が入って来て口を開いた。
「失礼致します。女王陛下、お茶は如何ですか」
「あ、有り難うございます。どうしたんですか?急に」
驚いたように尋ねた華憐に、紅零は真面目に答える。
「蒼が留守の間、貴女の身を守るように言われているので。今はその必要を感じました」
「は、はあ」
紫陽がにっこりと笑って言う。
「それで騎士団長の留守の間、城の警護を任されている貴方が自らお茶を淹れてくれるんですか。楽しみですね」
「誰もお前に淹れるとは言っていない」
「ちょっと二人共、喧嘩しないで仲良くしてよ!」
華憐は慌てて口を挟んだ。
「全くもう、大人気無いんだから。ほら、お茶なら私が淹れるから少し休憩しようよ。ね?」
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Reservoir Amulet