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騎士団本部の広場に着くと、待っていた祖父が迎えて二人を夫婦として認めると祝言を述べた。

「では此処に、証として誓いの口付けを」

その言葉に、蒼がそっと華憐を引き寄せる。

優しく潤んだ大きな瞳が夢をたたえて蒼を見詰める。

煌めいた光の眼差しが、いつも心まで捕らえて放さないから。

愛しさが溢れて。

「……本当に、夢みたいだ。目が覚めて、全部夢だったなんて事にならないといいんだが」

「何言ってるの。自分で夜更けに忍び込んで来たのに」

「それはそうだが、俺は華憐の事を何度も夢に見ていたからな。考えてみれば、もうずっと華憐に焦がれてたんだ」

夢に見る程に、想いは募って。

「当然だよな。華憐は小さい頃から気高くて綺麗で、一度見たら目を逸らせなかった。隠していたから知らなかったと思うが、俺は昔の事を思い出すより前に、もう華憐を好きになってたんだ」

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