desolatecity.17


差し出された服を受け取って、思わず蒼を見詰める。

「どうした?華憐」

「あっ、ううん。何でもないの。ただ、蒼って意外と頼りになるんだな、と思って」

「意外とっていうのが余計だな。まあいい、それ着て飯食ったら出掛けるぞ。さっき面白いものを見付けたからな」

「面白いもの?」

聞き返すと、蒼は意味有りげに笑って言った。

「ああ。ま、詳しくは後でな。飯を貰って来るから着替えてろよ」

「うん、分かった」

蒼が出て行くと、華憐は寝巻きを脱ぎながら首を傾げた。

面白いものとは一体なんだろう。

蒼の笑い方がやけに気になった。

何となく嫌な予感がするのは何故だろう。

- 38 -






[*前] | [次#]

しおりを挟む


ページ:



Reservoir Amulet