fictionstory.11


冷たい夜の夢から、君の腕を掴んで連れ出して。

光の中、目覚めてほしい。

導く手は不確かかもしれないけれど。

何処まで行けば光へ辿り着けるだろう。

夢の果てへ、まだ形の無い物語を求めて。

悲しみを知らない国を目指すなら、哀しみを知る君はきっと間違えないだろう。

その指で、孤独や別れを紡ぐ事は決してしないだろう。

だから、どうか今は優しい夢を。





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Reservoir Amulet