fictionstory.19


離してしまった剣に必死で手を伸ばすと、その腕を痛い程に掴まれた。

そのまま乱暴に引き寄せられそうになった時、雷のような光が走ったかと思うと腕を掴んだ男が地面に倒れた。

華憐が体を起こしながら目を見張って見る中で、稲光は次々と生まれて男達をなぎ払って行く。

その光が生まれる中心に人の姿がある事に気付いて目を凝らす。

そして軽い笑みを浮かべて手から雷光を放っているのが、共に旅をしている蒼だと知って息を飲んだ。

どうして一瞬でも怯えたりしたのか、自分でも分からない。

けれど、怖いという感情はまだ残って消えなかった。

やがて男達が一人残らず気絶して地面に倒れ、蒼がやれやれといった様子で近付いて来た。

自分に怯える華憐に気付いているだろうが、普段と同じように声を掛ける。

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Reservoir Amulet