gamestart.04
「……そこで蒼を引き合いに出されても」
華憐の突っ込みに、二人の様子を傍観していた信武も口を挟んだ。
「だよねぇ。蒼は女泣かせの悪い男だし」
「ああ、全くだ」
「お前ら、余計な事を言うな」
蒼はそう怒鳴ってから、息をついて話を纏める。
「まあとにかく、あんたは一人で出歩くなよ。外へ行く時は誰かと一緒に行くんだぞ。分かったな」
「うん、分かった」
華憐が素直に頷くと、阿紋が笑って言った。
「蒼、何だか口調が団長に似て来たな」
「蒼って昔から意外と世話好きだよね」
「人事だと思って勝手な事ばかり言うなよ。お前らも少しはこいつの面倒を見るのを手伝えよ」
蒼は憤然としながらも、華憐に向かって声を掛ける。
「ほら、とっとと行くぞ」
「あ、うん」
華憐が慌てて後に続く。
「行ってらっしゃーい」
「気を付けてな」
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Reservoir Amulet