07
不意に、子供達と話していたアウローラの視線がライオスの方を向いた。
途端に瞳を輝かせ、立ち上がって駆けて来る。
「すみません、邪魔をしましたね」
そう言うと、アウローラは首を振った。
声が戻っても、彼女はあまり口数が多くはない。
旅をしていた頃と変わらず、素直で控え目だ。
「実は、これから少し出掛けて来るんですが」
「…………」
驚いたような顔を見て苦笑する。
何日も留守にしていて昨晩遅く帰ったばかりなのだから、当然の反応だ。
「今度はすぐ戻ります。夕方には帰りますから」
するとアウローラは少し寂しそうにしながらも、笑って頷いた。
この笑顔を見る度に、気になる事がある。
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Reservoir Amulet2