01


「いいお湯ね。戦の疲れも取れるわ」

温泉に入って伸びをした輝夜に、一緒に浸かっている紗貴が言う。

「ここの世界も、何だか物騒なのね。……って、そうか。『ここの世界』はまずいか」

「あら、細かい事は気にしないで。折角会えたんだし、私も女の子のお友達が出来て嬉しいの」

「私も嬉しいわ。……で、輝夜ちゃん、飛龍さんとぶっちゃけどうなの?」

紗貴は早速本題に入った。

「飛龍?そうね。……困った人よ。自分の事は省みないで、人の為にばかり在る人。見ていて心配になるの。あんなに優しくて、大丈夫かしらって」

「……これは、また……。飛龍さんも報われないわね」

溜息をついた紗貴に向かい、輝夜が微笑して尋ねる。

「紗貴さんは?一緒にいた方のこと、やっぱり放っておけないの?」

- 12 -






[*前] | [次#]

しおりを挟む


ページ:



Reservoir Amulet2