01
一騒動あったが、一行は何とか無事に旅立ちの時を迎えた。
「やれやれ、宿の修理代まで払わされるとは」
「あー……。何だか、その節は色々とすみませんでした……」
落ち込む紗貴に、輝夜が明るく声を掛ける。
「いいのよ、気にしないで。どうせ酒代位しか、お金を使わない人なんだから」
「いや、そうじゃなくて……。いいのかな?まあ、いっか。それじゃ、またいつかどこかで……」
そこまで話した後、紗貴は思い付いたように飛龍を引っ張った。
「飛龍さん、ちょっといいですか?」
「何だ。軍に入る気にでもなったか。お前も輝夜と同じで、中々腕が立つようだからな」
「その輝夜ちゃんのことですけど。泣かしちゃだめですよ?」
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Reservoir Amulet2