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着いた宿屋の温泉は広々として気持ちが良く、皆は早速湯に浸かった。

角鹿と扶鋤だけは仕事の為、部屋にこもっているが。

「あいつら、本当に仕事をしているのか。こんな所にまで来て」

呆れたように飛龍が言うと、少し離れた場所で温泉に浸かっている赤羽がすぐさま切り返した。

「お前が普段さぼってるからだろ」

「飛龍さん、さぼりはいけないと思いますよ?」

真面目に緋岐が忠告すると、飛龍は何処まで本気か分からない調子で笑った。

「そう言うな。俺はやる時はしっかりやるのだ」

「さあ、どうだかな」

「っていうか、さぼってる自覚があるんですか。それもどうかと……」

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Reservoir Amulet2