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報告を聞いた鏑は厳しい表情で四人を見た。
「……そうか。もう、そこまで進んだか」
「はい。あれは今までの影魂より、明らかに力を持っていました」
「乗っ取られた奴は?」
「麻酔が効いて、今は眠っています。外傷はありませんし、すぐに目を覚ますと思います」
勇とひかりの返答に頷きながら、鏑は他の二人へと目を向ける。
「さっきから黙ってるが、どうした。何か気になる事でもあるのか」
まだ、はっきりと確認出来た訳では無い。
今は口にする時ではないと判断し、氷月は無言のまま首を振った。
「いえ。何もありません」
隣に立つ神無も、笑顔を作ってそう言った。
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Reservoir Amulet2