12
鏑はそんな二人を、しばらく無言のまま見詰めていた。
しかしそれ以上追求はせず、沈みがちな空気を変えるように明るい声を出す。
「報告、有り難うな。皆疲れてるだろうし、今日はもう休んでくれ」
「はい」
軽く頭を下げて、四人が部屋から出て行く。
ドアが閉まると、鏑は頭をかきながら言った。
「ったく、何かあったって事位、すぐに分かるぞ」
そろそろなのだろうか。
夢見るような穏やかさが、変化する時。
訪れる変化に傷付く事を恐れずに。
彼等は進んで行くのだろうか。
- 115 -
[*前] | [次#]
しおりを挟む
ページ:
Reservoir Amulet2