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「あんたなら、知ってるんじゃないかと思って」

氷月は睨むように巫女を見て続ける。

「僕が此処に来てあの人と戦う事になったのは、多分偶然じゃない。なら、そこには何らかの必然がある。これからどうしていくべきか、あんたなら知ってるんじゃないかと思って」

「……どうも氷月さんは私を買いかぶっておられるようですけど。私はただのしがない巫女でしかありませんよ?」

「神無が言ってた。あんたは僕達が使ってる武器に祈祷してる他にも、色々と協力してくれてるって。その協力の内容、僕と無関係じゃないだろ?」

呆れたような顔をした翼が、やがて苦笑を浮かべる。

「氷月さんって、何だか妙に鋭いですね」

「鈍くちゃ生きて行けない暮らしが長かったからね」

「うーん、でも困りましたね。これは私だけの問題ではありませんし」

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Reservoir Amulet2