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「氷月?」
訝しげに見返した鏑に続ける。
「昔、同じ事言われたから。神無に」
血の繋がりとか、そんなのは関係無く。
鏑と神無は、間違い無く親子だ。
「記憶の無い相手を心から心配して、本当に家族になるところとか、よく似てるよ」
「そう……なのか?」
以前氷月が記憶を無くしていたとは知らない鏑は、不思議そうな顔をした。
氷月はそれ以上説明せずに、前から気になっていた事を確認する。
「僕が此処へ来たのも、偶然じゃないんだろうね。神無と僕に、関係があったから」
「ああ。あの装置は、人の意志の力が影響する。だから繋がる時も呼び寄せる相手もそれに影響する。神無が此処にいたから、時が開いて通じたんだろうな」
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Reservoir Amulet2