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辺りの様子を確かめてから、鏑が息を吐く。

「とうとう数に任せて来やがったな」

「人がいなくて助かったね」

二人が今いるのは、普通ならば人が多い筈の大通りだ。

現在は通行止めとなり、車も人も進入出来なくなっている。

「……警察が動いてくれているらしいからな」

その報告は、此処へ着く前に受けていた。

誰からの指示かは不明だが、まるでこちらの動きを読んでいるかのように警察が協力してくれているらしい。

そんな事はこれまでに無く、鏑も首を傾げていた。

分からない点はあるが、人がいないのは助かった。

影魂が誰かに憑いてしまったら、鎮静するのはもっと難しくなる。

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Reservoir Amulet2