17


「ええ。私に出来る限りの事をします」

「……やけに素直だな」

鏑が驚いたように目を見張った。

「『面倒だからって私に押し付けようとしていませんか?』とか返されるかと思ったぜ」

「困っている誰かの力になるのは当然ですから。それに……」

神無はそこで言葉を切り、小さく首を振って言い直した。

「お父さんと同じですよ。私も、氷月さんの力になりたいだけです。折角、時を越えて出会えたんですし」

「ああ、そうだな」

微笑んで同意した鏑は、ふと探るような瞳を神無に向ける。

「……?お父さん、どうしました?」

- 17 -






[*前] | [次#]

しおりを挟む


ページ:



Reservoir Amulet2