04
「……っ」
次の瞬間には衝撃と共に冷たい地面の上に投げ出されていた。
「い……痛たたた……」
「大丈夫か?神無」
「え、ええ。平気」
ぶつけたらしい肩をさすりながら答えた神無の方へと手を伸ばす。
「あちこち土が付いてるよ」
「あ、有り難う」
服に付いた土をはたいて、ふと気付いた事を口にする。
「何でよりによって白いコートなんか着て来たんだよ。汚れが目立つだろ」
すると神無は拗ねたような顔をした。
「だ、だって……。前に氷月が、白い服の方が似合うって言うから。忘れちゃったの?」
「え、ああ……」
意外な返答に鈍い反応しか出来ずにいると、ついと顔を背けられる。
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Reservoir Amulet2