04


「……っ」

次の瞬間には衝撃と共に冷たい地面の上に投げ出されていた。

「い……痛たたた……」

「大丈夫か?神無」

「え、ええ。平気」

ぶつけたらしい肩をさすりながら答えた神無の方へと手を伸ばす。

「あちこち土が付いてるよ」

「あ、有り難う」

服に付いた土をはたいて、ふと気付いた事を口にする。

「何でよりによって白いコートなんか着て来たんだよ。汚れが目立つだろ」

すると神無は拗ねたような顔をした。

「だ、だって……。前に氷月が、白い服の方が似合うって言うから。忘れちゃったの?」

「え、ああ……」

意外な返答に鈍い反応しか出来ずにいると、ついと顔を背けられる。

- 207 -






[*前] | [次#]

しおりを挟む


ページ:



Reservoir Amulet2