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何の音もしない世界。
何も見えない世界。
自分は死んだのだろうか。
これから地獄へ行くのだろうか。
もう二度と、彼女に会えない事だけは確かだ。
穢れなど知らない綺麗な魂の彼女は、必ず天国へ行くだろうから。
結局、感謝の一つも伝えないままになってしまった。
生に縋るつもりは無いけれど、それだけは悔やまれる。
自分のせいで傷付いた彼女は、今幸せだろうか。
こんな自分にも、彼女の幸せを願う事位は許されるだろうか。
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Reservoir Amulet2