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自信たっぷりに自分の胸を叩いた神無に、鏑も何処まで本気か分からない口調で同意した。

「ふうん」

厳しい神無など想像も出来ずに曖昧な反応をすると、鏑が煙草を消して口を開く。

「神無。今日の様子はどうだったんだ?買い物のついでに見て来たんだろ?」

調理の支度を始めていた神無は、こちらに視線を向けて答えた。

「気配が感じられました。今夜にでも改めて調べに行こうかと」

「そうか。丁度良いな」

鏑が新しい煙草を取り出しながら、書類を置いてキッチンスペースに立った氷月に尋ねる。

「お前、試しに仕事に行ってみるか?これからどうするか決めるにしても、知っておいた方が良いだろうしな」

「……僕は構わないけど」

そう言った氷月は、探るように神無を見た。

「そうですね。一緒に行きましょうか、氷月さん」

一瞬迷うように睫毛を揺らしてから、いつもの微笑が返される。

「きっと驚かれると思いますけど」

「驚きには、もう慣れたよ」

こちらへ来てから、いつも驚きの連続だ。

おかげで、少々の事では動じなくなっている。

肩をすくめて言うと、神無は屈託無く笑った。

「そうかもしれませんね」

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