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帰って来た二人を、白衣を着た鏑が迎えた。

「ご苦労だったな」

そう労ってから、氷月を見て言う。

「色々訊きたい事、あるんだろ?俺の研究室で答えてやるよ」

相変わらず飄々とした態度をされると、問い詰める気も削がれる。

これがわざとなら、油断は出来ない相手だ。

改めて気を引き締めた氷月は、何も変わらない様子で隣を歩く神無に視線を向ける。

信じられない、信じたくない事ではあるけれど。

この娘は、慣れた様子で剣を振った。

相手が何であれ、剣を振って戦った。

その事実を、見過ごすなんて出来ない。

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