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やがて研究室に着くと、鏑はデスクの向こうの椅子に、二人はソファに腰を下ろした。
神無が淹れた緑茶の香りが漂う中、鏑が口を開く。
「さて、説明すると長くなるんだが……。まずはお前も見た、あの影から説明させてもらおうか。いいか?」
「分かった」
頷いた氷月の様子を確認しながら、鏑は低い声で語り出す。
「あれは俺達の間では影魂と呼ばれている。人に取り憑くと、その人物の自我を奪う。恐らくは、今から何百年も前に生きていた人達の、強い思念が蘇ったものだと考えている」
「……つまり、僕がいた時からの?」
「ああ。このまま放って置いたら影魂はきっと、今の社会を乗っ取るだろう。だから一般には秘密に、国の支持の元に対策が練られている。この研究施設は、その本部だな」
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Reservoir Amulet2