22


鏑は思案するように、僅かに顔をしかめて続ける。

「研究、見回り、鎮静と、やる事は沢山ある」

「影魂が人に憑く前に対処するのも、大切な役目ですしね」

「今日やったのはそれか。じゃあ、あれは何?武器が突然出て来たように見えたけど」

「時空間移動の原理の応用だな」

短く答えた鏑の言葉を、神無が分かるように補う。

「武器を此処から転送しているんです。街中にいつも武器を持って行くのは目立ちますから」

それから、少し慌てたように付け足す。

「あ、重い荷物を転送して楽したりとか、そんな使い方はしていませんよ」

「……別にそんな事思ってないし」

氷月はそう言ってから、しばらく考え込んだ。

- 40 -






[*前] | [次#]

しおりを挟む


ページ:



Reservoir Amulet2