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あまり目立つ活動が出来ない為、見回りや鎮静はほとんど夜中に行われる。

詳細な地図に基づき、異変が無いか確かめる見回りは定期的になされている。

「今日は私達の他にも、一緒に行って下さる方達がいるんですよ」

出掛ける支度を整えた神無が、同じようにコートを着込んだ氷月に言った。

「お二人共、優れた研究者である上に影魂の鎮静にも参加して下さっています」

「ふうん……。強いの?」

「はい。私も以前、訓練の時に指導して頂きました。とても頼りになる方達ですよ」

そこへ、丁度足音が近付いて来た。

「待たせて悪いな」

親しげに話し掛けて来たのは、氷月や神無よりも年上と思われる青年だった。

「お待たせ」

その隣にいる女性も、微笑んで口を開く。

こちらは神無と同じ位か、少し若い印象を受けた。

「ああ、お前か。噂のエースは」

氷月に目を止めた青年が片手を差し出す。

「今回の見回りに同行する神崎【かんざき】勇【いさむ】だ。宜しくな」

「……氷月です」

握手をしながら返事をした氷月に、勇は気さくに応じる。

「堅くならなくて良いぜ。もっと楽に話してくれ」

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