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神無は澄んだ眼差しで続ける。

「人は誰でも、綺麗な心を抱いて生まれて来るんです。誰でも、愛される為に生を受ける。いらない存在なんて無い。……以前、そうお父さんに言われました。正直、私はまだ全てを理解出来ている訳ではありません」

何処か寂しげな瞳をしながら、それでも穏やかに語る。

「でも、信じていたいです。全てはそこから始まると思いますから」

「……そうだね」

今はまだ、これしか返す言葉を持たないけれど。

いつかは、確信を抱いて語れるだろうか。

生まれて来て良かったと。

こんな自分が生きている事に、意味はきっとあったんだと。

今は遠くても、いつかは。





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