04
神無とひかりが連れ立って行ってしまうと、残った勇が息をついた。
「さて、氷月。お前はちょっと俺に付き合えよ」
まだ買い物のバッグを提げたままの氷月の肩を叩いて続ける。
「取り敢えず、それを置いて来るか。その後、見せたい物があるんだ」
「……まるで僕が一人になるのを待ってたみたいだね」
「そんなんじゃないけどな。お前は大体神無と一緒にいるだろ?だから、中々機会が無かっただけさ」
氷月は探るように勇を見た。
「それは一人になるのを待ってたって事だと思うけど」
「そう疑うなって。悪い物を見せる訳じゃないから。本当、お前は鋭いな」
苦笑を浮かべた勇は、再度氷月の肩を叩いた。
- 84 -
[*前] | [次#]
しおりを挟む
ページ:
Reservoir Amulet2