09


大番長とは何か、もう敢えて訊く気にもならない。

そして、その大番長とやらに姐さんと呼ばれる翼は一体何者なのだ。

考え込んだ大地の気も知らず、巫女は相変わらず笑顔のまま尋ねる。

「これからすぐに出掛けた方が良いですか?」

「そうだな。もし都合が良ければ、事情を話して現場にお連れするよう言われている」

「分かりました。少し待っていて頂けますか。支度をして来ますから」

そう言い残し、翼は軽やかに袴の裾を翻して社の中に入ってしまった。

残された男二人の沈黙が気まずい。

何とか話題を見付けようと苦労していると、先に火影の方が口を開いた。

「間無刑事は、姐さんとはどういった関係で?」

「どういうって……」

険しい顔で訊かれて、思わず返答に詰まる。

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Reservoir Amulet2