06


何だか大変な事になって来た予感を覚えつつ大地が呟いた時、神社の厳かで静かな空気を破る複数の足音が聞こえた。

「遅くなってすみません、大番長!」

「おう、待ってたぞ。お前ら」

駆け込んで来た十人以上はいる青年達を見やり、火影は低い声を出して迎える。

「今日は祭りだって聞きました!」

「何でも手伝います!」

「よし、その意気だ。今日は姐さんの晴れ舞台だ。お前ら、気合い入れて掛かれ!」

「うす!」

何だか変な集会みたいになって来た。

頭痛を覚えた大地がこめかみを押さえた時、再び神社に駆け込んで来る人影があった。

「こんにちはーって、あれ。何だか賑やかですね」

いつもとは違う神社の様子に驚いた顔をした守は、大地と翼の姿を見付けて歩み寄った。

「こんにちは、お二人共」

「こんにちは」

挨拶を返した翼が、戸惑ったように大地を見上げる。

守が来るとは知らなかっただろうから、当然かもしれない。

「間無さんから連絡を貰ったんですよ。今日は天照神社の祭りだから、手が空いたら来いって」

「あ、そうだったんですか。大地さん、有り難うございます」

「いや……」

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