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「繁森さんも、来て下さって嬉しいです。今年のお祭りは、賑やかになりそうですね」

翼が嬉しそうな笑顔を浮かべると、守も笑って言った。

「そうですか?なら良かったです。僕を早く帰してくれた矢島警部も歓びますよ。警部も、夜までに仕事を片付けて、意地でも来るって言ってましたから」

「本当ですか?楽しみです」

その時、集まった仲間達にきびきびと指示を出していた火影がこちらを向いた。

「姐さん、皆に気合いを入れてやって下さい」

いきなり振られた翼は驚きも慌てもせずに、表情を引き締めて応じる。

「今日の祭事の為に集まってくれた事、感謝致します。皆さんで盛り上げて行きましょう!」

「おおー!」

「姐さん、一生付いて行きますっ!」

何だ、このノリは。

少々引き気味に見ている大地の側で、守も拳を振り上げる。

「おおー!天承さん、格好良いです!」

「…………」

即座に順応した守に、思わず視線を向けてしまう。

引いてしまった自分の方が変なのかと思ってしまう程のノリの良さだ。

かくして、主に火影の指示の下でてきぱきと祭の準備は進んだ。

いつも静かな神社には考えられない程、大勢の人間が慌ただしく動き回った。

掛け声が飛び交い木材や布が運び込まれる度に、何人かが凄まじい勢いでのこぎりや金づちを手に取り囲んだ。

その内に共に作業をしている者特有の奇妙な一体感が生まれ、夕方に無事に準備が出来た時には歓声が上がった。

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