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永遠に思えた時間もやがて過ぎ去り、翼が礼をして舞台を降りた。

後は静けさを破らない程度に、それぞれが談笑を始める。

クライマックスである舞が終わって年が明けると、祭りの終わりという雰囲気が漂う。

翼に声を掛けて神社を出て行く人もちらほらと出始めた。

笑顔で応じている姿を見て、軽く息をつく。

巫女様は、まだまだ忙しそうだ。

徐々に人が減って行く神社の様子を眺めながらぼんやりしていると、千景が歩いて来た。

「あら、暇そうね」

「……まあな」

「私はそろそろ帰るけど。あんた、ちゃんと翼ちゃんに挨拶するのよ」

「ああ、分かってる」

そう応じると、千景は満足そうに頷いて行ってしまった。

再び静かになり、大地は何となく歩き出す。

いつもこの神社の空気は澄んでいるが、今夜は特別綺麗な気がする。

まるで此処だけが、世界や時の流れから切り取られているようだ。

社の裏まで来て立ち止まり、深呼吸をする。

神聖、清浄。

この場にはそういう言葉が相応しい。

では、そんな場所を管理している翼にはどんな言葉が合うのだろう。

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