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舞を観た後だからだろうか。

放っておいたら、不意にいなくなってしまいそうな。

「いいのか。祭の主役がこんな所に来て」

「主役は私ではありませんよ。人ではないもの達です」

「ああ、今夜は沢山集まっていたな」

その言葉に、翼は微笑を浮かべた。

「やはり気付かれましたか。今宵の祭は、これからも変わらず人の世を見守って下さいとお願いするものでしたから」

一つ息をついてから、ぽつりと付け足す。

「人間だけの世界だと勘違いする人も、今では多いですけどね」

「……そして、取り返しがつかなくなってから気付くのか」

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