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熱を出した事は、千景にも話していない筈だが。

大地の疑問を感じ取ったのか、説明は続けられた。

「千景さんは繁森さんに連絡をもらったようです。心配されていたようですよ」

「…………」

全く、皆に心配を掛けるとは情けない。

大体、千景も千景だ。

神社まで行ったのなら、直接此処へ来れば良いものを。

多分本人は、気を利かせたと得意そうに言うのだろうが。

「お台所、借りますね。そのまま寝ていて下さい」

翼はコートを脱ぐと、てきぱきと動き始める。

すぐに額の上に、冷えたタオルが乗せられた。

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