03
「矢島警部!」
封鎖された道路の様子を確認しに来た矢島を見付けて歩み寄る。
「おお、間無か。どうした?」
「天承さんでしょう」
何の前置きも無くいきなり切り出した大地に、矢島は目を白黒させた。
「な、何の話だ?」
「今回の指示を出している人です。彼女ではないんですか」
「気になるなら本人に訊いたらいいだろう」
「彼女とは昨日から連絡が取れません。神社を訪ねてもみましたが、いませんでした」
苛立ちを隠せずに返すと、矢島は深い息を吐いた。
「……そうか。心配なんだな」
「教えて下さい。彼女は何処にいるんですか」
- 167 -
[*前] | [次#]
しおりを挟む
ページ:
Reservoir Amulet2