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「すまんが、俺にも分からん。翼君からは夕べ署に連絡があったきりだ。理由は今は言えないが、頼んだ通りにしてほしいってな。彼女はこれまで非公式ではあるが捜査に協力してくれたしな。俺が責任を持つという事で押し通した」

理由の説明も無く道路を封鎖するなんて、普通は無理だ。

それでも出来たのは、きっとそれが正しかったからだ。

彼女はかつて言っていた。

全ていつかは大きな流れの元へ還る。

世界は人の為に廻っているのではないと。

「警部、少し抜けさせて頂いても宜しいでしょうか」

「捜しに行くのか?翼君を」

「はい。約束しましたから」

待っていると笑ってくれた、あの笑顔を忘れない。

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